旅行者が不慣れな国へ行くと、
文化やマナーの点で失敗することは少なくありません。
大半は現地の人が眉をひそめるだけで
指摘されることもなく見逃されがちですが、
そうした失敗はできるだけ避けたいところ。
「観光客が文化的な失敗をしている中で、
今までに見た最大のものを教えて」という質問が
海外掲示板に投稿され、多くの興味深い回答が寄せられていました。
以下、気になった部分を厳選して抜粋しました。
◆自分はアーミッシュの文化圏に住んでいるが、
アジア人が最悪のことをする。
アーミッシュの文化では写真を撮るということは極端に侮蔑を表す。
※アーミッシュ:アメリカやカナダに居住するドイツ系移民の宗教集団で、
農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。
◆アトランタでペプシコーラをレストランで頼んだ人がいた。
その行動によってテーブルに乗せられた子犬のような扱いを受けていた。
※コカコーラ社の本社はアトランタ
◆ベリーズ(メキシコの南にあるイギリス領)のレストランで、
ドイツ人がウェイターを呼ぶのに手を2度叩き、「Boy!」と呼んでいたこと。
◆「ニーハオ」と香港で言うこと。
◆フィンランドで観光客が公共の場で人の目を見ること。
たまに話かける人もいるが、人に話しかけてはいけない。
※「フィンランド人は他人が嫌いなようだ…」世界中の人に驚かれていたバス停の写真
◆イギリス人家族が、一度ニューヨークとディズニーワールド(フロリダ州)と
カリフォルニアを1週間で見たいと行っていた。
アメリカの大きさを理解していないようだ。
◆ニューヨークで日本人カップルがチーズバーガーを半分捨てていた。
アメリカに来てジューシーなチーズバーガーを捨てるなんてありえないんだ。
太るまで食べるんだよ。
◆ヨーロッパの女性がいきなりホテルのプールにトップレスで現れた。
ちなみにオレはなんの文句もない。
◆うちの両親(カナダ)が初めてドイツに旅行した
(初めてのヨーロッパでもあった)。
歩き疲れてお腹が空いてきた両親は、
食べ物がたくさん置いてあって人々が飲んだり食べたりしている場所を見つけた。
ドイツ語をひとことも話せない両親は
とりあえず空いている席2つを見つけて座った。
ウェイターを待っていたら、
誰かがやってきて話しかけてきた。
だが向こうも英語を話せず会話は成立しなかった。
そこでメニューを探していたら、
驚いたことに食事が運ばれてきた。
ビールやソーセージなどごちそうが並び、
知らない言語で知らない人たちと
楽しく笑ったり飲んだり楽しい時間を過ごした。
その2時間後くらい花嫁・花婿が登場し、両親に紹介された。
そこで両親は初めて気づき、恐怖に満ちた顔になった。
それをみんなが見て、泣くほど笑い転げたらしい。
20年経って、今でもその花嫁の家族と交流があり、
あちらの家族や親戚たちも何度かカナダの両親のもとを訪ねている。
◆1990年後半にドイツ人の友人がアメリカへ旅行しにやってきて、
私たちの文化を性的にすごくオープンだねと言った。
どうしてそう思うのかを尋ねてみたら、
たばこを吸いに外に出ていたOLを娼婦と間違えていたらしい。
◆イギリスのテムズ川でイギリス人カップルが白鳥にエサをやっていた。
それを見ていた日本人の観光客たち。
寛大にも地元の人が日本人たちに白鳥にエサをやれるようにとパンを渡したら、
混乱した彼らは失礼になってはいけないと思ったのかそれを食べ始めた。
◆ほとんどのアラブ諸国(サウジ、クウェート、UAEなど)では
スーパーで何か買うとバッグに買い物を詰めてくれる男性がいる。
大半はインド人なんだが、
それだけをする仕事なんだ。
アラブ人とロンドンでスーパーに行ったときのこと、
スーパーでレジ打ちされた買い物が山のように積もっていって、
「インド人はどこなんだ?」と叫んでいた。
◆日本人が真珠湾の写真を撮っていたこと。
※写真撮ってと頼んだあとで、
「サンキュー」(発音が“Sank you”なので『お前らを沈めたという意』)。