「空港に行って『次の空いてるフライトにとりあえず乗せて』
と頼んだことはある?
そしてその旅はどんなものになった?」
海外掲示板にそんな質問がされ、興味深い経験談が語られていました。
下記の記事は、その中でも一番印象に残っています。
「2012年のことだった。
住んでいるところにほとほと嫌気がさしていた。
人嫌いで、仕事嫌いで、自分の人生の向かう先がイヤだった。
とにかくイヤでイヤでたまらず、
太った23歳で、彼女もなく、デートするチャンスもなく、
同じバーの同じ最低の友人と週末に飲むだけだった。
ある金曜日、もうたくさんだと感じて上司に仕事をやめると伝えた。
1時間くらいぐるぐると運転して家に帰って自殺を真剣に考えて、
これで終えてしまおうと思った。
でもその代わり
スーツ1着と2~3の着替えだけを持って一番近くの空港へ行った。

次のフライトはどこ行きかを尋ねたら、ワシントンD.C.だと言われた。
飛行機に乗ったとき最高の気持ちになった。
人生のすべてがよくなる気分で、
動いているだけより一歩進んだ気持ちになった。
到着したらタクシーに乗って安ホテルに2カ月住んだ。
仕事を得て今は満ち足りている。
体重も減らし、初めてのマラソンも走った。
自発的な旅行というのは最高の治療だと思う。
人生が自分のほうにやってくるのを待っていたらいけない。
飛行機に乗れ。
どこでもいいから行くんだ。
失敗した人生を歩むようなオプションはないんだ。
お気に入りのRPGを1から始めたところを想像するんだ。
全てはそこからだ」