結婚式のスピーチである文化人類学の学者が言いました。
「結婚生活を上手くやっていくコツは
アフリカの原住民が持っています。
何かというと、重いヤリ→思いやり」

この思いやり、何も結婚生活だけに役立つ訳ではありません。
ニュージーランドで1ヶ月ホームステイしたときに、
当初はあまり英語ができなかったので、
手伝えることは手伝おうと言う精神で望みました。
子供と遊んであげたり、洗濯を手伝ったり、
What can I do for you?とか
Can I help you?をよく言ってました。
その後、私がそのホームステイ先を離れた後は
小学生くらいのタイ人の兄弟2人がステイすることになりました。
そんなある日、
ホストマザーから遊びに来ないとお誘いがあったので行ってみると、
次のようなことを言われました。
「今度来たタイ人の兄弟、英語ができないのは仕方がないけれど、
部屋に閉じこもっちゃって一緒に子供同士遊ぼうとか、
何かを手伝うとか、そういう思いやりが全然なくて嫌になっちゃう。
英語ができるできないじゃないのよ。
思いやりがあるかどうかが大事なのよ」
英語英語と言うけれど、
コミュニケーションが上手くいくかどうかは、
この思いやりがあるかないかで決まるんだなと
改めて気づかされた瞬間でした。