昔、ニュージーランドに語学留学に行った際、
日本人がいるとつい日本語でしゃべってしまうため、
なるべく日本人のいないところで英語を学ぼうと
バーテンスクールに行きました。
グレートオージーバースクールと言って
オーストラリアの名前が付くニュージーランドのバーテンスクールです。
経営者がオーストラリア人なんでしょうね。
生徒数は20名くらい、流石に日本人は1人もおらず、
アジア系はマレーシア人と私だけでした。
カクテルのレシピを覚えたり、オリジナルカクテルを作ったり、
ボトルの持ち方、グラスの持ち方、ビールの泡の調整の仕方等、
パブで必要な知識を学ばせていただきました。

その後、知り合いの友人からパブをやるので手伝ってくれないかと依頼があり、
マネジャーとしてやってみることにしました。
店舗作りからメニュー開発まで日本人経営者と一緒に立ち上げました。
スタッフは20歳くらいの日本人男性1人に、
日本人、ニュージーランド人、イギリス人のホステス10名位でした。
ニュージーランドでワーキングホリデーで来ている日本人が仕事を得るには、
お土産物屋さんか飲食関係くらいしか候補がありません。
そこは多くの人が狙っているため、実際に就労できる人はごく僅かでした。
※ワーキングホリデー:異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、
その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める
査証及び出入国管理上の特別な制度。
そんな中、すんなりと仕事を得られた私は非常にラッキーでした。
株の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というのがあります。
今思うと、人の行かないバーテンダースクールに行ったことが
大きなきっかけとなって、仕事を得られたのだと・・・