カンボジアでのビジネスのメリット&デメリット

カンボジアというと、
アンコールワット、地雷、ボランティア、学校設立、
マラソンランナー猫ひろしというイメージで、
ここもまたインドネシア同様にビジネスには無関係の感がありました。

そんな中、アジアビジネス関連の書籍を読んだり、
セミナーに参加してみると、
意外にもここを一押しするところが多々あった
ので、
早速詳細を調べてみることにしました。

まずは、前回のインドネシアを調べる際に役立った
宝島社「中国以外のアジアで成功する方法」を参照して
同じフォーマットで記載します。

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カンボジアを一言で説明すると
「最貧国から成長国へ、安価な労働力と地の利で、企業進出本格化」となります。

★現状と市場の特徴

・アセアントップの高い経済成長と進化する経済力
・政治の安定が経済成長を促進、重犯罪発生率も日本並みに
・ドルの流通と製造・観光業がカンボジア経済の特徴

★メリット

・政治・社会の安定
・日本と緊密な関係
・安価な労働力
・メコン地域の中心にある地の利
・投資優遇政策と自由な投資環境

★デメリット

・経済情報の不足
・電力などのインフラが不足
・一般的な法律・制度の不足

上記の内容に加えて、
今回特に興味を持ち、
実際カンボジアまで実地視察までしようと刺激を受けた本があります。

「知識ゼロでも稼げるカンボジア投資入門」
(スティーブ金山著、アールズ出版刊)です。

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その本の中で、一番印象に残っているのが
「中国人や韓国人、タイ人、ベトナム人は、
カンボジアにビジネスをしに来る。
日本人はボランティアに来る」
です。

現地の日本人から聞いた話では、
日本人は寄付をして学校を作ったりしますが、
作った後はほったらかしで、
その後のケアをしない人が多いそうです。

そのため、現地では洪水の被害で困っていたりして、
折角の好意も中途半端な評価に終始している
とのことです。

それを看破して、
著者は「カンボジアで求められているのは、
安定した収入源であり、
カンボジアで起業することは社会貢献になる」
と言っています。

その他参考までに、本の帯のコピーから・・・

規制の緩い今が最大のチャンス!
日系企業も続々進出し経済成長まっしぐら!
このタイミングを逃すな!

・居住者でなくても銀行口座を開設できる
・7.75%の金利が付く米ドル定期預金
・カンボジアに行かずに証券口座を開設できる
・成長が約束された企業だけが上場する株式市場
・社会貢献にも繋がるマイクロファイナンス投資

以下はカンボジアで事業投資する
メリット&デメリットからです。

☆メリット

・少ない資金で起業できる
・初モノ事業ができる
・20歳以下の人口が多い
・ドル決済になる
・規制が緩い

☆デメリット

・カンボジア人の購買力は小さい
・言葉が難しい
・売上金を持ち逃げされるリスクがある

カンボジアでは
現地のパートナーと手を組むことなく法人設立できますし、
個人事業でも開業できます。

「法人登記費用はわずか1,000ドル。

その他の事務手数料やVISA、税金、許認可費用など、
政府に支払う金額を足すと、3,000ドルくらいになるでしょうか。

それでも、東南アジアで法人を設立し、
外国人がそこで働くことができるのに、
これだけの費用で済むというのは、カンボジアくらいのものです。

さらに、人件費が圧倒的に低いことも魅力の一つです。

シェムリアップ中心地でカンボジア人一人雇うのに
諸費用付けても、月80ドルくらいです・・・

日本人も含めた欧米人の人件費も
月1,000ドル以下で済むことが多い状況です。

カンボジアでは、
ビザを1年ごとに更新すれば、何年でもいられる国です・・・

現地で生活するのに充分なお金さえ得られれば、
彼らはそれで良いようです」

設立形態によっては、
タイ、インドネシアのように
現地パートナーに理不尽に乗っ取られる危険性はないものの、
売上金を持ち逃げされるケースは多々あるようですので、
そこは注意が必要です。

国際ビジネスを多数手掛けている渡邊健太郎氏の話の中に、
カンボジアでとんでもない目に遭った事例が2つありました。

一つは、手掛けていたホテルオープン前日にベッドが盗まれ、
いつのまにか勝手に市場に売られていたこと。

もう一つは、プノンペン~シェムリアップ間のバス事業を始めたところ、
運転手が出発後帰ってくることなく、
これまたいつの間にかバスが勝手に売られていたことです。

後先考えずに、
とりあえずお金になるものは売ってしまうと言うリスクもあるようです。

とはいえ、今後の経済成長率、他国に比べ、
ビジネスがしやすい点では評価せざるを得ず、
近々首都プノンペンにイオンがオープンすることもあって、
益々興味は募ります。

次回からは、
今年の9月に実際に現地視察してきた模様をお伝えしていきます。